発熱時にインフルエンザを疑うべき症状とは?
発熱が出た際、「風邪なのか、インフルエンザなのか分からない」「受診すべきか迷ってしまう」という不安を抱える方は多くいます。特にインフルエンザは、一般的な風邪よりも症状の進行が速く、高熱・強い倦怠感・関節痛など全身に及ぶ症状が急激に現れます。 厚生労働省や国立感染症研究所(NIID)では、発熱と全身症状がある場合は早めの受診を推奨しています。またWHOも、特に高齢者や基礎疾患のある方などリスクの高い人では、早めに医療機関に相談することが重症化予防につながるとしています。
本記事では、発熱時にインフルエンザを疑うべき症状、症状が起こる仕組み、受診のタイミング、家庭でのケア、重症化しやすい方の特徴などを詳しく解説します。江東区東陽・木場駅周辺で受診を検討している方にも役立つ内容です。
インフルエンザを疑う代表的な症状
インフルエンザの特徴は「症状の急激な悪化」と「強い全身症状」です。国立感染症研究所が示す典型的な症状には次のようなものがあります。
- 38〜40度の急な発熱
- 強い悪寒や震え
- 全身の倦怠感
- 頭痛や関節痛、筋肉痛
- 咳、のどの痛みが短時間で悪化
- 食欲低下、強い疲労感
特に、朝はそれほど熱が高くなかったのに、夕方から急に高熱になるといった経過がみられることもあり、インフルエンザでは比較的短い時間で38度以上の発熱に至ることが少なくありません。 このような急激な症状変化は、一般的な風邪ではそれほど多くありません。
風邪との違い
インフルエンザは全身症状が強いのに対し、風邪は鼻やのどといった局所的な症状が中心です。
| 風邪 | のどの痛み、鼻水、軽い発熱が主体 |
|---|---|
| インフルエンザ | 高熱、全身倦怠感、頭痛、関節痛など広範囲に症状が出る |
症状の出かたの速さ、全身への広がり具合が判断のポイントです。
インフルエンザの初期症状が現れる仕組み
インフルエンザウイルスは、気道で増殖すると同時に、全身に炎症反応を引き起こします。この反応により発熱、頭痛、筋肉痛、強い倦怠感などが急速に現れます。風邪(主にライノウイルス)に比べ、「全身性の炎症」が強いのが特徴です。
WHOは「インフルエンザは発症から数時間で症状が強くなることが多い」とも指摘しています。
医療機関を受診すべきタイミング
厚労省は「発熱と全身症状がそろった場合は早期の受診」を推奨しています。抗インフルエンザ薬は、一般に発症後48時間以内の服用で効果が期待されるとされており、早めの受診が望ましいとされています。
受診を考えるべき症状
- 38度以上の発熱が急に出た
- 悪寒が強く、震えが止まらない
- 関節痛や筋肉痛で動きにくい
- 強い倦怠感で立つのがつらい
- 咳やのどの痛みが急に強くなった
これらの症状がある場合、インフルエンザの可能性が高く、早めの検査・診察が必要です。
特に早めの受診を推奨される方
厚労省・国立感染症研究所では、以下の方を重症化リスクが高いとしています。
- 65歳以上
- 糖尿病、高血圧、心臓病、呼吸器疾患などの基礎疾患がある
- 妊娠中
- 乳幼児
- 免疫の働きが弱い状態にある方
これらに当てはまる方は、軽症に見えても進行が早い場合があり、注意が必要です。
インフルエンザ検査について
医療機関で行われる主な検査は次の2つです。
- 抗原検査:結果が早く出る。
- PCR検査:より精度が高いが、実施状況は医療機関による
どの検査を選ぶかは、症状の出かた、発熱からの時間、基礎疾患、流行状況などを総合的に判断します。
自宅で安全にできる対処
インフルエンザが疑われる場合は、無理をせず、自宅で次のようなケアを行います。
- できる範囲で安静にする
- こまめに水分補給をする
- 食欲がなくても経口補水液やスープなどで栄養を補う
- 室内の湿度を40〜60%に保つ
- 寒気があるときは体を温める
- 市販の解熱剤を使う場合は、医師・薬剤師に相談する
特に子どもは脱水症状に注意が必要です。ぐったりしている、呼吸が早い、水分を拒否するなどのサインがあれば速やかに受診が必要です。
家庭内感染を防ぐための対策
インフルエンザは家庭内で感染するケースが非常に多いため、発熱が出た段階から次の対応を行うことが重要です。
- マスクを着ける
- 手洗いをこまめに行う
- タオルや食器の共有を避ける
- ドアノブやスイッチを消毒する
- 部屋の換気を定期的に行う
- 可能であれば別室で休む
江東区東陽・木場駅周辺で発熱がある方へ
江東区東陽・木場駅周辺で「発熱が続く」「インフルエンザかどうか知りたい」「家族に移さないか不安」という方は、第二服部医院へご相談ください。
当院では、
- インフルエンザ検査
- 発熱時の診察
- 症状に合わせた治療提案
- 抗インフルエンザ薬(必要時)の処方
など、患者さん一人ひとりに合わせた丁寧な対応を行っています。
発熱時は早めの受診が安心につながります。気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。
記事執筆者
第二服部医院 院長 宮内 隆政
略歴
- 平成21年 東邦大学医学部医学科 卒業
- 平成21年〜 東邦大学医療センター佐倉病院
- 平成23年〜 東邦大学医療センター 腎臓内科(都立墨東病院救急・救命センター、国立病院機構東京病院 呼吸器科で研修)
- 平成24年〜 東京ベイ浦安市川医療センター 総合内科
- 平成26年〜 東京ベイ浦安市川医療センター 腎臓・糖尿病内分泌科
- 平成27年〜 聖路加国際病院 腎臓内科
- 平成30年〜 Cedars Sinai Medical Center
- 令和1年〜令和2年 ユアクリニック秋葉原
- 令和1年〜 聖マリアンナ医科大学病院 腎臓高血圧内科 登録医
所属学会
日本内科学会、日本プライマリケア学会、日本腎臓学会、日本透析医学会、日本臨床腎移植学会、日本高血圧学会、外来小児科学会、米国内科学会、米国腎臓学会、国際腎臓学会
資格
- 総合内科専門医
- 腎臓専門医
- 透析専門医
- 日本プライマリケア学会認定医
