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自分でできる糖尿病 初期症状チェック|受診目安をやさしく解説

[2026.02.06]


「最近、のどが渇きやすい」「トイレが近い」「なんだか疲れが抜けない」――そんな日が続くと、「もしかして糖尿病…?」と心配になる方も多いのではないでしょうか。

このページでは、まだ診断を受けていない方が“不安を整理するため”に、糖尿病の初期に見られることがあるサイン(初期症状)と、受診の目安、検査で分かることをまとめています。

※ここでのチェックは、自己診断のためのものではありません。症状が当てはまっても糖尿病と決まるわけではなく、反対に症状が目立たない場合もあります。気になる症状が続く場合は、医療機関で相談し、必要に応じて検査で確認することが安心につながります。

 

糖尿病の「初期」は症状が出ないこともある

糖尿病は、血液中のブドウ糖(血糖)が高い状態が続きやすくなる病気です。

食事のあとに血糖が上がると、すい臓から出るインスリンが働いて血糖を下げますが、インスリンが不足したり効きにくくなると、血糖が高い状態が続きやすくなります。血糖は食事の影響も大きく受けるため、症状だけで決めつけず、検査で確認することが大切です。

大切なのは、糖尿病は初期のうちは症状がはっきりしないこともある、という点です。

症状がある・ないだけで判断せず、「気になる状態が続くなら検査で確かめる」という考え方が、不安を大きくしないコツです。

 

糖尿病 初期症状チェック(セルフチェックリスト)

まずは、今の状態を以下の表で確認してみましょう。当てはまる数が多いほど「糖尿病」と決まるわけではありませんが、受診の判断材料になります。

ここでは、よくあるサインをチェック項目として整理しました。

 

糖尿病 初期症状チェック

※チェックは“目安”です。当てはまる数だけで糖尿病の確定はできません。

チェック項目(当てはまるものに□)
□ 水やお茶を飲んでも、のどの渇きがなかなか落ち着かない
□ 尿の回数が増えた/夜中にトイレで起きることが増えた
□ 疲れやすい・だるい感じが続く
□ 食べ方は変わっていないのに体重が減ってきた
□ 目がかすむ日がある
□ 傷が治りにくい/皮膚や歯ぐきのトラブルが続く
□ 手足のしびれ・違和感が気になる
□ 健診で血糖やHbA1cを指摘されたことがある/家族に糖尿病の方がいる

 

メモ欄(受診時に役立ちます)
・いつから(例:2週間前から):
・頻度(毎日/週に数回など):
・体重の変化(例:1か月で−2kg):
・気になる状況(夜間、食後、仕事が忙しい時期など):

 

糖尿病の初期症状で多いサイン|口渇・頻尿などは糖尿病?

糖尿病では、口渇(のどの渇き)や多尿などが見られることがあります。高血糖が続くと、体は余分な糖を尿として出そうとし、そのとき水分も一緒に失われやすく、のどの渇きにつながることがあります。

水分をとっても渇きが落ち着きにくいときは、体の水分が「出ていく量」が増えていないかも含めて、一度確認しておくと安心です。

ただし、同じような症状は、脱水・睡眠不足・ストレス・感染症などでも起こり得ます。「症状だけ」で決めつける必要はありません。

 

チェックで不安になったときの受診目安

「このくらいで受診していいのかな…」と迷う方も多いと思います。受診のタイミングは、症状の強さだけでなく「続いているか」「生活に支障があるか」も目安になります。

 

 受診を考える目安(一般的な目安)

状態 対応
数日で落ち着く(いつも通りの水分補給で改善する) いったん様子を見る
1週間以上続く/以前より増えている 内科・糖尿病内科で相談を検討
のどの渇き+頻尿、だるさ、体重減少などが一緒にある 早めの受診を検討(検査で確認すると安心)
健診で血糖やHbA1cを指摘されたままになっている 受診を推奨(放置せず一度確認)

 

急いで相談(または救急相談)を考えたい症状

頻度は高くありませんが、次のように「普段と明らかに違う強い体調不良」がある場合は、早めの医療相談を優先してください。

  • 強いだるさに加えて、吐き気・嘔吐がある
  • 水分が取れない、ぐったりしている
  • 意識がぼんやりして会話がかみ合いにくい

迷うときは「様子を見続ける」より、相談して一度整理する方が安心につながります。

夜間や休日で迷う場合は、救急相談窓口や医療機関へ相談してください。症状が強いときは受診を優先しましょう。

 

糖尿病の検査で分かることは?|血糖・HbA1cなど

症状はヒントにはなりますが、糖尿病かどうかは検査で確認します。

 

主な検査・検査で分かること

・血糖(空腹時血糖/随時血糖など):その時点の血糖の状態をみます
・HbA1c:最近の血糖の傾向を確認するために使われます
・尿検査:尿糖など、状態把握の参考になります

検査の組み合わせや解釈は、症状や健診結果、食事のタイミングなども踏まえて医師が判断します。

 

数値はあくまでも目安|最終判断は医療機関で

e-ヘルスネット(厚生労働省)では、一定の糖尿病の診断に関わる基準(空腹時血糖126mg/dL以上、随時血糖200mg/dL以上、HbA1c 6.5%以上など)に当てはまる場合は糖尿病の可能性が高くなるため、医療機関で検査を受けるよう案内しています。

数値は体調や測定条件で変動することもあるため、気になるときは「検査で確かめる」ことが大切です。

受診先に迷う場合は、まずは内科、糖尿病内科へ相談するとスムーズです。検査や受診の流れは、当院ページでもご案内しています。

▶︎ 当院の糖尿病内科について詳しくはこちら

 

「糖尿病の初期症状」に似ていることもある状態

チェック項目に当てはまっても、原因が糖尿病とは限りません。たとえば、次のような状態でも似た症状が出ることがあります。

 

似た症状が出ることがある原因(目安)

原因 特徴 受診の目安
一時的な脱水(発汗、下痢、発熱、暖房の乾燥など) 水分補給で改善しやすい 改善がない/繰り返すなら相談
感染症(膀胱炎など) 排尿回数が増える、痛みや違和感を伴うことも 症状が続くなら相談
睡眠不足・ストレス だるさ、集中しにくさ、生活の変化として出やすい 日常生活に支障が出る/長引くなら相談
薬の影響など 服薬開始後に口渇・頻尿が目立つことがある 処方医や医療機関へ相談

「どれが原因か」を自分で決めるのは難しいことも多いです。だからこそ、続くときは検査で確認して、不安を小さくしていきましょう。

 

未診断で不安な方へ|受診前に準備すると安心なことは?

緊張することも多い受診の際、上手く説明できるか不安な方は、下のメモを用意しておくと安心です。

 

メモしておくとよい項目(スマホでもOK)

  • いつから、どの症状が気になるか
  • 頻度(毎日/週に数回/夜だけ、など)
  • 体重の変化
  • 水分をとる量が増えたか
  • 服薬中の薬(サプリも含む)
  • 家族に糖尿病の方がいるか
  • 健診結果がある場合は数値(血糖、HbA1c など)

 

当院の初診の流れ

初めての受診では、まず受付で保険証をお預かりし、問診票(またはWEB問診)で症状や経過を確認します。

順番になりましたら、診察室で医師による問診を行います。話しにくいことがある場合は、スタッフに相談してもかまいません。できるだけリラックスして受診できるよう心がけていますので、「うまく話せるかな…」と心配しすぎる必要はありません。

また必要に応じて、尿検査や採血を行います。院内検査の場合は15〜20分ほどで結果が出ることがあります(検査内容によります)。

▶︎ 当院の初診の流れについて詳しくはこちら

 

江東区東陽・木場駅周辺で「糖尿病かも」と思ったら

「確信はないけれど不安」という段階でも、お気軽にご相談ください。症状や生活の変化、(あれば)健診結果をもとに、必要な検査を整理しながら一緒に確認していきます。

受診の際は、先ほどのメモがあるとスムーズです。「糖尿病かどうかを知りたい」「最近こういう症状が続いている」だけでも十分伝わります。

 

まとめ

・糖尿病の初期は、症状がはっきりしないこともあります。

・のどの渇き、頻尿、だるさなどは糖尿病でも見られますが、ほかの原因でも起こり得ます。

・不安が続くときは、自己判断せず、血糖やHbA1cなどの検査で確認するのが安心です。

症状が続く・検査で確認したい方は、当院の糖尿病内科へお気軽にご相談ください。

記事執筆者

第二服部医院 院長 宮内 隆政

略歴

  • 平成21年 東邦大学医学部医学科 卒業
  • 平成21年〜 東邦大学医療センター佐倉病院
  • 平成23年〜 東邦大学医療センター 腎臓内科(都立墨東病院救急・救命センター、国立病院機構東京病院 呼吸器科で研修)
  • 平成24年〜 東京ベイ浦安市川医療センター 総合内科
  • 平成26年〜 東京ベイ浦安市川医療センター 腎臓・糖尿病内分泌科
  • 平成27年〜 聖路加国際病院 腎臓内科
  • 平成30年〜 Cedars Sinai Medical Center
  • 令和1年〜令和2年 ユアクリニック秋葉原
  • 令和1年〜 聖マリアンナ医科大学病院 腎臓高血圧内科 登録医

所属学会
日本内科学会、日本プライマリケア学会、日本腎臓学会、日本透析医学会、日本臨床腎移植学会、日本高血圧学会、外来小児科学会、米国内科学会、米国腎臓学会、国際腎臓学会

資格

  • 総合内科専門医
  • 腎臓専門医
  • 透析専門医
  • 日本プライマリケア学会認定医
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