インフルエンザワクチンについて(2025年度)
1:いつから接種できますか?
2:予約しなくちゃいけないの?
3:接種量は赤ちゃんと大人は同じですか?
4:接種回数はどうなりますか?
5:接種費用はいくらですか?
6:今年(2025年)のインフルエンザワクチンの対応しているものは?
7:経鼻ワクチンはありますか?
8:接種にあたっての注意事項は?
9:妊娠中や、妊娠を希望していてもワクチンを接種できますか?
10:インフルエンザワクチン接種にあたって、注意すべき副反応(有害事象)とその対処方法について教えてください。
また、よりよい接種の方法はありますか?
11:出張インフルエンザはしてもらえますか?
インフルエンザワクチン接種について少しお話していきます。
2020年度はコロナウイルスの流行の結果、手指消毒の徹底やマスク着用の効果もあり、インフルエンザはほとんど流行しませんでした。
今年も昨年に引き続きインフルエンザが流行しない可能性もあるとは思いますが、ここに関してはわかりません。
いつから接種できますか?
公費接種に関しては10月1日(水)から接種を開始しています。
コロナワクチンとの同時接種は可能です。間隔に関しても特にありません。
フルミスト接種もおこなっています。
国産のフルミストワクチン接種も開始になりました。(2025年度は助成もあります)
2歳から18歳までです。
輸入ワクチンは49歳までは可能です。
予約しなくちゃいけないの?
予約(予約ページ)していただけると助かりますが、予約が使えない方もいますので直接来院した方にも接種をいたします。
しかし、直接来院が多い場合にはお断りさせていただく場合もあります。
接種量は赤ちゃんと大人は同じですか?
接種量に関しては下記のようになります。
- 6ヶ月~3歳未満・・0.25ml
- 3歳以上~ ・・・・0.5ml
接種回数はどうなりますか?
日本では下記になります。
- 13歳以上 ・・・・・1回または2回
- 6ヶ月~13歳未満・・2回
(受験生は2回接種をお勧めしています)
海外では、
WHO(世界保健機関)や米国では、生後6か月~8歳まで(9歳未満)が初めて接種を受ける場合は2回接種ですが、翌年からは毎年1回の接種を続けるよう勧めています。
9歳以上は初年度から毎年1回接種です。
この回数にするかは患者さんと相談して行わせてください。
接種費用はいくらですか?
0.25ml投与:2500円/回
0.5ml投与:3300円/回です。
*助成に関して:期間は令和7年10月1日~令和8年1月31日の間です!
小児の助成
小児の方は、下記のような扱いになります(江東区ホームページ参照)。
接種日時点で、生後6か月から高校3年生相当で江東区に住民票のある方
(注釈)生後6か月になる日の前日から接種可能です。
助成の回数
インフルエンザ予防接種(注射)
生後6か月~13歳未満(一人2回まで)2~4週の間隔で2回接種できます。(1回あたり2,000円)
13歳~高校3年生相当(一人1回)(1回あたり2,000円)
フルミスト(経鼻ワクチン)
2歳~高校3年生相当
助成額
インフルエンザ予防接種(注射)
2,000円助成(1回あたり)
フルミスト(経鼻ワクチン)
4,000円助成(1回あたり)
高齢者の助成
高齢者の方は、下記のような扱いになります(江東区ホームページ参照)。
・75歳以上・・・無料
・60歳~74歳・・・2,500円
今年(2025年)のインフルエンザワクチンの対応しているものは?
2024シーズンワクチン株:通常A型が2種類、B型が2種類カバーしています。今年は去年と比べB型の株が1種類になりました。
A型株
A/ビクトリア/4897/2022(IVR-238)(H1N1)
A/パース722/2024(IVR-262) (H3N2)
B型株
B/オーストリア/1359417/2021(BVR-26) (ビクトリア系統)
経鼻ワクチンはありますか?
今年度当院では用意をしております。
詳細はこちらに記載しています。
経鼻ワクチンはフルミストというワクチンになります。これは、鼻スプレー型のインフルエンザワクチンです。
一般的なインフルエンザワクチンは注射で多少の痛みはありますが、鼻からのワクチンは痛くありません。
通常インフルエンザがかかる場所である鼻~のどにかけて免疫反応を起こして、体内に侵入しないよう鼻に抗体(バリア)をつくります。
このため長期間効果が続き、一般的なワクチンよりもインフルエンザにかかるのを防いでくれます。
値段は
大人ワクチン:9500円/回です。
国産ワクチン:8000円/回です。
ぜひ、注射嫌いの方などは接種を検討して下さい!
今年度は
フルミスト(経鼻ワクチン)
4,000円助成(1回あたり)
接種にあたっての注意事項は?
- 各時間帯の終了15分前までに受付をお済ませください。
- 中学生以下の方は母子手帳をお持ちください。
また、必ず責任のとれる保護者同伴で来院してください。 - 妊娠中の方も予防接種を受けられます。
- 以下の方は予防接種ができません。
- 接種当日の体温が37.5℃以上の方
- 重篤な卵アレルギーのある方(現在日常的に卵成分の含まれる食品を摂取していれば大丈夫です)
その他インフルエンザに関する情報は、厚生労働省が掲載しているインフルエンザQ&Aをご参照ください。
成人の方には「予防接種済証」を無料で発行しております。
・コロナワクチンとの接種間隔は、フルミストに関しては2週間あけていただく形でお願いしております。
妊娠中や、妊娠を希望していてもワクチンを接種できますか?
妊娠中は普段と比べて感染症にかかりやすい状態となっており、また感染した場合も重症化する傾向が報告されています。
さらに母体の感染による胎児へのリスク増加も報告されていますので、世界的にも積極的なワクチン接種が勧められています。
インフルエンザワクチン接種にあたって、注意すべき副反応(有害事象)とその対処方法について教えてください。
また、よりよい接種の方法はありますか?
インフルエンザワクチン接種後の主な副反応は、接種局所の発赤や腫脹が接種翌日に認められることが多いです。
接種した部位の熱感や発赤が強い時には、冷湿布を行います。
硬結は次第に小さくなります。
また発熱時の対応は一般的処置として冷却、必要に応じてアセトアミノフェン等の解熱剤を投与します。
出張インフルエンザはしてもらえますか?
会社単位や学校単位での相談など、まずは、公式LINEや電話(03-6666-4756)でお問い合わせください。
当院の昼休憩の時間帯で訪問など検討いたします。
